こんにちは。うつと3人の発達障害の子を抱える女、ぱなしのお玲です。
私、大体平日のお昼は、職場の休憩室で一人さびしくランチを食べているんですけれどもね。あるとき、その休憩室で、後ろからの会話が聞こえてきたのです。
「いっそ、発達障害と診断がついた方が良かったよ」
ほう?こいつは聞き捨てならねぇなあ。
どうやら、このお母さんは、お子さんが発達障害ではないかと疑って、こころの病院に連れて行ったみたいなんですよね。そして、そこでグレーと言われたということらしいのです。でも、お母さんとしてはそれが不満らしく、いっそのこと、きちんと診断がつけば良かったのに、とモヤモヤされていると。
それを聞いてまず思ったのはですね、お母さんの困り感ですね。きっと、お子さんのことで困っているんだろうなぁ、というのを感じました。どういうことで困り感を感じているのかまでは分からないですよ。でも、とにかく確かに困って、悩んでいるのです。なんだか大変そうだなぁ、と思いました。
発達障害か、グレーか、というのはですね、私の素人考えで大変恐縮ですが、複数の場面において、発達障害的なものが見られるかどうか、がカギになってくるんじゃないかという風に認識しています。
例えば、このお母さんは、子供が発達障害じゃないかと思っている。家庭ではそんな場面が見られる。でも、検査でもどうもはっきりとした凸凹は見られないし、学校でも特に強くは見られない。そんなときは発達障害とは診断されず、まぁ、グレーと言われるのかな、と思っています。発達障害の基準に満たないんでしょうね。
発達障害と診断がつかなくて良かったじゃない、と思う一方で、モヤモヤするお母さんの気持ちも分かります。多分、自分だけが困り感を抱えているのにモヤついているんでしょうね。なぜ、わたしだけがこう感じてしまうのか。私が変なんじゃないか。私ができない母だから、大変と感じるんじゃないか。そんなところかな、と思います。誰にも理解されない孤独感とでもいうのでしょうかね。
気持ちは確かに分かります。
でも、一方で、先生に発達障害と診断されたら、その大変さは何か解決するんかい?とも思いましたね。多分、そのモヤつきは多少晴れるとは思いますけども、正直それだけですよ。
あのぅ、多分、このお母さんは、リアル発達障害の子と接したことないから、「いっそ診断つけば良かった」と思うのだと感じるのですよね。グレーと真っ黒ではね、やはり違いますよ。大変さ、しんどさが。
本当に、5分と座ってられないですから。授業中もそうだし、食事中もそうです。立ち歩いてしまうんです。
だから、このお母さんには、真っ黒な子と、一度時間を過ごされてみることをおすすめしたい。「確かに違うわな」と直感で理解できることと思いますよ。(うちの子で良かったら、いくらでも貸し出しますよ。3人いるので、よりどりみどりよ♪)
あと、もう1つ思ったのは、多分このお母さんは、子供がどこか別の病院で発達障害と診断されたとしても、それはそれで不満を言うに違いない、ということです。多分、99%言います。100円賭けてもいいです。
たまにいらっしゃるんですよね。現状に満足せず、常に不満を言う人。良い方に考えられないというか、穴の開いたバケツみたいなんです。入れても入れても、満足しない。その穴、ふさげばいいのに、と思うんですけどね。
人生、配られたカードで勝負するしかないんですよ。もっと良いカードが欲しかった、と言っても仕方ないことなんです。
おっと、調子に乗って偉そうなことを言ってしまいました。大変恐れ入ります。自分自身にも言っているのです。何卒ご容赦ください。
以上、
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
いつも感謝です(人•ᴗ•♡)