こんにちは。ぱなしのお玲です。
私はASD&ADHD当事者なのですが、そのうちのASD(自閉スペクトラム症)について、今日はお話ししたいと思います。
ひとくちにASDといっても、その範囲は実はだいぶ広いです。もともと、
などと別々の診断名として扱われていたものが、近年、ASDとして一括りにまとめられたという経緯があります。
わかりやすい図を見つけましたので、ご紹介します。


つまり、ASDの中には、
- 社会性や感覚の違いが強く、日常生活に大きな支援を必要とする人 から、
- 知的能力が高く、日常生活を自立して送るが、対人関係で困難を感じる人 まで、
非常に幅広い人が含まれています。
例えば、私にXでうんこをぶつけて来たIQ71の方もASDということですが、彼の場合は「(知的障害を伴う)自閉症」です。
精神科医ではありませんからハッキリしたことはもちろんわかりませんが、私とうちの子供達の場合は「アスペルガー障害」あたりではないかと思います。
これを一括りに「ASD」とまとめてしまうのは素人目線で言うと無理があるように思うのですが、なぜひとまとめに統合したのかというと、下記の理由からです。
①症状の連続性が明らかになったため
- 以前は「アスペルガー」「高機能自閉症」「古典的自閉症」と区別していましたが、 研究が進むにつれ、「明確な境界線がない」ことが分かってきました。
- 言語能力や知的能力の差はあるものの、社会性・コミュニケーション・興味や行動の偏りという根本的な特徴は連続的に見られるのです。
②診断の一貫性を高めるため
- 医師によって診断の基準や用語の使い方が異なり、混乱を招いていました。
- 「スペクトラム」という考え方を導入することで、より一貫した診断が可能になりました。
③支援の枠組みを柔軟にするため
- 細かく分類すると、支援や制度の対象が限定されてしまうことがありました。
- ASDとして広くとらえることで、個々の特性に応じた支援がしやすくなりました。
つまり、ひとまとめにしたのは単純化のためではなく、自閉症の多様性を正確に反映するための変更だったのですね。
これは意外と知られていない概念のような気がしましたので、私の理解のためにも今回まとめてみた次第です。
以上、
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
いつも感謝です(人•ᴗ•♡)