こんにちは。ぱなしのお玲です。
昨日、発達障害のこんな内容の本が読みたい、という記事を書きましたところ、コメントで「発達障害界隈ではバリ層、ギリ層、ムリ層という用語があるらしい」と教えていただきました。ほぅ?
知らなかったのでググってみました。発達障害界隈でのレジェンド、借金玉さんのお言葉だったようです。借金玉さんは、もともと不動産の営業マンをされていらっしゃった方なのですが、発達障害の本を2冊出版され、その後専業作家になられた(らしい)方です。
それにしても、上手いこと言うなぁ。借金玉さんは作家先生なので、ネーミングが本当にお上手なんですよね。借金玉さんのことは後でまた話すとして、「バリ・ギリ・ムリ」について私の理解した範囲でお伝えしますね。
バリ層
発達障害的特性はあるが、元々の個人の能力が突出していて、第一線で活躍できている人々。例としてあげると、最年少で公認会計士の資格に合格した勝間和代さんとか、楽天グループ創業者の三木谷浩史さんなどです。
特性+能力と、職種がピッタリマッチして輝いて働いている人もここに分類されるでしょうね。でも、決して特性だけではここには入れません。能力も高くないと無理です。
ギリ層
ギリギリ働けているけど、かなりきびしい感じの人々。仕事ができるとは口が裂けても言えません。個人の能力もさほど高くない上に、さらに特性が足を引っ張っています。仕事を転々としがち。ちなみに、わたしはここです。
ムリ層
特性がかなり濃かったり、発達障害に加えて知的が入っていたり、二次障害で精神疾患があったりで、障害年金などの公的扶助が必要な人々。少しは働けるかもしれませんが、それで一人で生きていけるほどには稼げません。
なるほど、なるほど。私は発達障害とひとくくりにしていたけれど、解像度を高めると、こういう三層構造になっているのですね。うーん、なんだか、とってもスペクトラム。
「有名人の誰々さんもそんな特性がある」が何の慰めにもならんと感じるのは、住んでいる階層が違うからだったのか。OK。理解できました。
私は、ギリ層でがんばっている人の事例がいっぱい知りたい。こんな創意工夫とか、テクニックとか、周りを巻き込む力とかで、職場の心理的安全性を確保して、なんとか一人前に楽しく働けてます、みたいな話です。どうです、興味ありませんか?読んだら、早速真似したくなるようで、かつ、元気をもらえるような、ポジティブでより身近な本です。
前述の借金玉さんの本もとてもいいんですけど、いかんせん、ご本人がちょっと破天荒なところがあってですよ。前に読んだ本にね、作業スペースを確保する方法だったかな、腕を一本用意します。それで、ワイパーのようにデスクをひと払いします。はい、スペースができましたね。みたいなことを書いていて、なんていうか、教えが荒々しい。
あと、借金玉さんはもともと、不動産の営業マンをされていたので、営業に特化したテクが多いのですよ。営業職の独身男性にはぴったりはまるかも、という感じ。私はできれば子あり女性で事務職向けのテクが欲しいのですよね。
キラキラ輝けなくていいんです。A評価もらうとかも、望んでません(どだい無理なので。)そうじゃなくて、最低限、仕事を首になったり、仕事できないあまりに辞めたい気持ちになったりせずにいられる。ちゃんと毎日辛くなく、できたら楽しく生活できるようになれればよくて。それを助けてくれるような本。
借金玉さんの本は良いんだけど、読み物としても面白いんだけども、そして上から目線で本当に恐縮なんですが、惜しい!もう一声!って感じなんですよね。
私の気持ち、分かっていただけますか?
以上、
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
いつも感謝です(人•ᴗ•♡)
借金玉さんの本、紹介しておきますね。かなり、売れているみたいです。