うつと発達障害の子3人を抱えても、私は楽しく生きていく。

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【障害者雇用】定型発達の本音を聞く。

こんにちは。ぱなしのお玲です。

 

先日、家族の乾いた洗濯物を、それぞれの定位置に戻すという家事をしていたんです。

 

「これは夫のパンツ」

「これは次男の靴下」

 

という風に仕分けていましたらね、夫から声がかかりました。

 

「お玲~。今日○○に行くんでしょ?そしたらさー、ついでに××で長ネギ買ってきて、3-4本ね。適正価格は300~400円だから」と。

 

恐縮ですが、私は発達障害ですので、いきなりそんなこと言われても困ります。

 

特性として、短期記憶が弱い、マルチタスクが苦手、という弱点がありますのでね、覚えていられないんですよ。

 

だから「ごめん、忘れそうだから今のことLINEしてもらってもいい?」とお願いしたんです。

 

そしたら、「これだから、障害者雇用は困る」みたいな主語の大きな不満をいきなり聞かされましてね。

 

夫の言い分としては

  • すぐに「今のことメールでも送ってもらえますか」などと面倒なことを言う。
  • 自分でメモを取るみたいな自助努力をまずはして欲しい。

ということらしいんですね。

 

いやいやいや。

いま私、洗濯物やっているの見たら分かるよね?

メモが近くにないのに、どうやってメモ取れと?

あと、そういう愚痴は職場の人に直接言ってくれないか?

 

と思ったんですけども。

 

「あらあら、定型発達の人はそういう風に普段感じているのね」というのがわかって新鮮でした。夫、仕事でなんか溜まってるのね。お疲れ様。

 

私などは「そんなのはアサーティブに本人に伝えたらいいのに」と思うんですが、どうも定型発達の人はなかなか言えずに、ストレスを溜め込んでしまう様子。

 

多分「相手は障害者だから」と思って遠慮しちゃうんですかね。知らんけど。

 

私はね、言ったらいいと思うんですよ。私だったら言って欲しいですもん。

 

言ってもらったら、「恐縮ですが、私にはこういう特性があって、あいにく難しいんですけども、言っていることは理解できます。代わりにこんなことはできますので、それでご納得いただけませんか?」という交渉ができますでしょ。

 

言われなきゃ、気づかんばい。

 

そういえば、障害者雇用の人の愚痴を聞かされたことがあったのを思い出しました。

 

ここで書いた話なんですが

panashinoorei.com

 

隣の席の障害者雇用の人が一切電話を取らないから、忙しさが自分に集中して不満があるという話でした。

 

そんなのも、言えばいいじゃねーの?と思うんですよ。

 

直接言いにくかったら、課長とか保健室の人とかに、相談したらいいのに。

 

「代表電話が取れないのは、理解できる。でも、内線電話だったら取れるのでは?一度やってみてもらって、難しいようなら応相談」

 

としてもいいと思うんですよ。

 

健常者だからって、一方的に負荷がかかり過ぎるのもおかしな話なんであってね。

 

つまり「できる可能性があるのに、やらないだけなんじゃないの?」と思っちゃってる精神状態が宜しくないんであって、その人ができないならできないで、理由を説明されたら納得感があると思うんです。

 

今の、やらされ感が良くないと思うんですよねー。

 

でもなんか、普通の人はそれをしないんですよ。なんでですか?

 

恐らく面倒くさいのかな、と思います。業務の負担軽減と天秤にかけて、「そのくらいなら我慢しよう」になるんでしょう、多分。

 

どうも定型の人は、対立や議論、気まずさを避ける傾向にありますね。配慮が過剰というか「空気を読みすぎて疲れてしまう」ところがあるんじゃないですか?

 

問題を指摘して改善しようとするプロセスが「エネルギー使うし、面倒くさい」と感じるんでしょう。だから「だったら、自分でやっちゃった方が早い」という思考になると思われます。それでストレスためて、陰で愚痴を言って発散する、といったところじゃないですかね。

 

一方、私なんかは「合理的・建設的であることが至高」みたいに考えるところがあります。

 

ASD「白黒はっきりさせたい」思考から来ているんだと思いますけどもね、定型さんみたいに「あいまいさを許容する」のが苦手なんです。

 

あとは、私がコミュニケーションが好き、というのもあると思います。相手からどんな反応が返ってきても、それを考察するのが楽しいのですよね。実験的要素が強いというか。

 

発達障害は興味のある特定の分野にのめりこむところがあるんですけども、私の場合は、ここに発揮されているのかもしれませんね。

 

コミュニケーションを、「情報交換」「反応実験」「問題解決の場」として楽しんじゃっているんです。

 

定型の人はどちらかというと、コミュニケーションは「関係維持」「空気を良くする」ためのツールとして捉えているんじゃないかと推測しています。

 

ちょっと話がそれるようですが、私、普通の人が「エネルギーが足りない」みたいに感じるときがあるんですよ。

 

恐らくですが、「空気を読む」「波風立てずに現状維持で安定走行」みたいな内向きなことにエネルギーを使っちゃってて、元気が足りなく見えるんじゃないかと思いました。

 

面白いですね~。

 

また定型考察・自己理解が深まってしまいました。

 

以前はね、この違いのせいで、定型の人に「こうあるべき」「こうした方がいい」と自分の考えを押し付けていたこともあったように感じますが、今はそんなことないですね。

 

大人同士、お互いの好きなように生きればいんじゃねーの?と思うだけです。

 

 

 

 

以上、

今回もお読みいただき、ありがとうございました。

いつも感謝です(人•ᴗ•♡)