うつと発達障害の子3人を抱えても、私は楽しく生きていく。

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とにかく忘れないライフハック①~~発達特性と生きる~~

こんにちは。ぱなしのお玲です。

 

 

 

以前、私の発達特性の話を書いて、けっこう読んでいただいた記事があったんですよ。

 

名前の由来~~発達特性と生きる~~

 

その中で、

 

不注意の特性は、特性としてなくならないんだけど、それを自覚して、創意工夫でカバーするのが上手になっていく

 

ということを書いたんですが、今日は、私がとにかく忘れないためにどんな創意工夫をしているのか、ということについてお話ししたいと思います。

 

 

 

二重三重に対策する

絶対忘れたら困る、ってもの、ありますよね。人によって違うと思うんですけど、例えば営業の人は名刺を忘れたら困りますよね。人に名前を覚えてもらうために、名刺はいつも切らさないでおく。名刺は命って言葉、聞いたことあります。

 

私にとっては、うつの薬の服用が一番忘れたら困るものです。だから、これについては二重三重に対策を施しています。

 

まずは、朝起きたらすぐにやるのが薬の服用、ということにしています。後回しにしてたら忘れちゃいますからね。そして、すぐに取れるようにこんな風に薬ケースに入れています。

 

この薬ケースは100均で買えますよ。

今日の曜日のところの薬を取って、ワンアクションで飲めるようにしています。

 

そして、それでも飲み忘れちゃった時用に、小さなポーチに予備の薬を入れてバッグの中に入れておいています。外出先で「あ、薬今朝飲んでなかった!」というときのためです。

 

どうですか、これだけ対策していればさすがの私でも服用できるのです。

 

 

 

予備をたくさん持つ

さっきの、予備の薬をポーチに入れておく話が分かりやすいんですけど、忘れちゃいけないものは、分散させておくことです。そうすれば、忘れないでできる確率が高まります。

 

基本的に、モノは住所を決めてそこにしか置かないっていうのが片付けの大原則なんですけど、そんなこといってたら忘れたときの対策ができないですからね。本当に忘れてはいけないものは基本を破ってでも予備を多めに各所に用意しておく。コレです。

 

 

 

逆に1つしか持たない

さっきの話とはまた真逆なんですけど、たくさん持っていると混乱するものは、あえて1つしか持たないようにしています。

 

例えばバッグです。女性ってパッグ大好きですよね?私もそうなんです。デパートでバッグを見かける度に欲しくなります。あれって、採集時代に木の実なんかを集めるために入れ物が必要だったことから、女性の本能に植え付けられた物欲らしいんですよ。本能じゃあ仕方ないですよね・・・って話がそれました。元に戻します。

 

以前は、そんなわけでいくつかバッグを持っていて、平日バッグはこれ、休日のカジュアルな格好ときはこれ、ちょっとおしゃれしたいときはこのバッグ、という風に使い分けていたんですね。

 

しかし、そうなると何が起こるか。

 

中身の入れ替えを忘れて、必要なものが必要なバッグに入っていない、という事態が発生するわけです。

 

月曜日に平日バッグを持って行ったら、財布が入っていないことに駅で気がつくのです。はっきり言って最悪です。

 

それを何度も繰り返した私は、もう諦めました。そして、平日バッグ、休日バッグのカテゴリーをとっぱらって、会社にも持って行けるし、休日にも違和感がないバッグを1つだけ持つことにしました。(残りのバッグは断捨離しました。)そうしたら、当たり前の話ではありますが、入れ替え忘れによる忘れ物がピタリとなくなったのです。

 

おしゃれを諦めるのと引き換えに、月曜日に忘れ物をしない私を手に入れたのです。

 

「そんなの、家を出る前にバッグの中を確認したらいい話なんじゃん?」と思われた方。

 

いい質問です!それができれば困ってないのですよ・・・。人が当たり前にできることができない。それが発達特性なのです。悲しいですよね。涙なしには語れません。

 

 

 

買うときにものを厳選する

誰しも経験がありますよね?ズボンのチャックのあげ忘れ。

 

私もあるんですが、ADHD持ちなので、発生頻度が高すぎるんです。しかも、ズボンだけでなく、スカートでもやっちゃう。ホックだけ締めて、チャックをあげ忘れる。そして駅で誰かに教えてもらうわけです。そしてそれを何度も繰り返す。

 

もうね、恥ずかしいを通り越して、恥ずか死ぬから。もうやめてあげて。

ここまで読んだらもう分かってきましたか?私の生きづらさが。ホントに大変なんですよ・・・。とまた話がそれました。元に戻します。

 

そんな私ですが、ひらめいたことがあります。

 

「チャックがあるから忘れるんじゃね?」

 

そうなんです。だから、チャックのないズボンを買えばいいんです。スカートも、チャックのない、ぐるりとゴムの入ったものを買えばいいんです。もしくは、ホックなし。ホックさえなければチャックの閉め忘れはありえませんからね。

 

買うときに、忘れるのを想定して、買うものを良く選ぶ。買うものはかなり厳選されますが、これも仕方ない。どんなことも、恥ずか死ぬよりマシなのです。

 

 

 

住所を決めて、死守する

私、これまでで一番探してきたのは家の鍵じゃないかっていうくらい鍵をなくしてきたんです。外でなくすんじゃないですよ。家の中でなくすんです。

 

家のどこかにはあるんだけど、いったいどこにあるの?

これが原因で会社を休んだこともあります。だって、鍵閉められないんですもん。

 

・・・書いていて思いますが、私って相当ヤバいやつですね。はぁ。(ため息)

いやいや、ヤバいやつでしたという過去形にさせてください。なぜなら、今ちゃんとなくしていないからです。

 

それは、鍵の住所を定めてそれを死守するという、簡単な決まりをつくったから。

 

私のバッグには左右にちいさなポケットがあるんですが、外から帰ってきてドアを閉めたら、かならず玄関で、その左右どちらかのポケットに入れる。これだけです。これだけであんなにヤバいやつが普通のやつに大変身するなんて誰が思いますか。

 

片付けの基本ですね。

①住所を決める。

②何があっても住所に戻す。

まさにその通りでした。

 

 

 

OHIO(オハイオ)の原則を守る

これはオハイオ州のことではありません。Only handle it once.の頭文字を取ってOHIO。「一度しか取り扱わない」「一度しか触らない」という意味です。先ほどの鍵を例にして説明します。

 

私、帰宅したら「あー、疲れたー」とその辺に鍵をポイッとぱなしにしていました。

 

「鍵は後でまた片付けよう。」

 

ADHDの特性として、後回しにしてしまう、というのがあるんですが、それが命取りになっていたんですね。

 

どこかに置いたものをもう一度取り扱うのは二度触ることになるので、OHIOの原則に反しています。ですから、どこかにポイッと放り投げたくなる衝動をなんとか抑えて、鍵を開けたらすぐに住所に戻してあげる、ということを心がけています。

 

ちなみにこれは、仕事でも応用しています。5分以内に完了できるものであれば、優先順位など気にせず即対応・即完了させます。

 

  • 一度開いたメールをそのまま返信する。
  • 一度手にした書類をサッと処理する。

 

このように仕事をためこまず、サクサク処理しちゃいます。これもOHIOですね。

 

 

 

 

 

 

発達特性と共存して、何十年が経過しました。発達特性のおかげで得たライフハックはまだまだあります。今回は長くなってしまいましたので、一旦おしまい。また別の機会に披露したいと思います。

 

 

以上、

今回もお読みいただき、ありがとうございました。

 

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