こんにちは。ぱなしのお玲です。
私の出勤の時にですね、ちょっと目立つ男性達がいらっしゃるんですよ。髪型もなんていうんですかね、刈り上げ?ツーブロック?でビシッとキメています。それで、スーツがね、そろってネイビー。明るめの。ストライプが入っている人もいます。靴も、明るい茶色で、先がとんがっているやつを履いていらっしゃいます。彼らからは、ちょっと近寄りがたいような、異様な雰囲気が醸し出されています。
私は、この方達が吸い込まれていくビルディングを見て、彼らの職業を予想しています。多分、保険の営業マンじゃないかしら。あのビルは保険会社がたくさん入っているのです。まぁ、あくまで推測なんですけども。
でも、なんでそんな格好しているんだろう。制服みたいに、みなさん同じような格好をされているんですよね。服装のルールでもあるのかしら?
あ、もしかして、こちらに保険会社にお勤めの方がいらっしゃいますでしょうか?あの方達の見た感じの雰囲気では、ちまちまブログなんてやっているところは想像できないのですが(もっとこう、インスタとかでキラキラしているイメージです)、もし万が一いらっしゃいましたら、宜しければコメントで教えてくださいませ。
それで、ちょっとした疑問であったのですが、今読んでいる本でその謎が解けたような気がしましたので、みなさんにシェアしたいと思います。
それでは、本の一部を抜粋しますね。
会社とは、同質的な人々が集まって協働している集団、すなわち部族です。部族には、その部族にしかわからない掟があり、それに沿った「部族のユニフォーム」があります。
たとえば、僕は不動産営業ですのでこんな同業者をよく見かけます。髪型は左右を刈り上げた短めのツーブロックをオールバックに、スーツは紺のガッツリストライプ、あるいは薄めのネイビーカラー。それにジレを合わせて、靴は先がとんがって反ったポインテッドトゥ。派手な本革かばんを合わせてで時計はもちろんこれみよがしに高級なもの・・・。
これは、俗に「ツーブロックゴリラ」と称される「ガンガン物件を売ってガンガン歩合を稼ぐ」タイプの不動産営業における典型的なスタイルなのですが、(中略)ガンガンお客さんにアタックして「自分は稼いでいる、有能なのだ」と見せつけて契約を取る営業マンにとって、これはまさしく「正しい着こなし」なのです。
-『発達障害サバイバルガイド 「あたりまえ」がやれない僕らがどうにか生きていくコツ47』借金玉著
不動産営業マンも、保険の営業マンも、歩合で稼ぐのは恐らく同じなので、よく似た部族なのだと考えられます。髪型から靴までピタリと一致です。あれは、「部族のユニフォーム」だったのですね。
確かに、なんだか非常に圧が強いので、雰囲気に飲まれて契約しちゃうとかはあるかもしれません。
私は空気を読むのが苦手なところがあるのですが、これだけはっきりとした空気を醸成してくれるのであればわかりやすくて、むしろありがたいですね。近づいたら捕食されちゃうぞ感がすごいのですよ。
それにしても、「時計はもちろんこれみよがしに高級なもの」をつけているらしいですが、私、時計に詳しくないので高級なものをつけられてても絶対見抜けない自信があります。てか、時計ってちらっとしか見えないじゃないですか?みんなそれでブランドがわかるの?すごくない?私だったら、相手の手首をつかんで、ぐいっと自分に引き寄せて、文字盤に書いてあるROLEXの字をじっと見つめる、くらいのことをしない限り、わかりませんよ。
あ、先ほどの引用はこちらの本からです。まだ途中ですが、興味深く読んでいます。
発達障害者の困りごとに対する解決案が提示されています。発達障害もしくはグレーゾーンなお子さんを抱える親御さんも、読んでいて「なるほど」という発見があると思います。発達障害の人がどうにか生き抜くための「生活術」が載っています。
ただし、作者が男性なのもあって、どちらかというと男性向けかなとは思いますね。うつのことも書かれていますので、ご興味のある方は読んでみて損はないと思いますよ。
以上、
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
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