こんにちは。ぱなしのお玲です。
「葬送のフリーレン 発達障害」というキーワード検索で、私のブログを訪れる方がいらっしゃることに気がつきました。
え、みんな、
「フリーレンって発達障害ぽくない?」
と思っているの?
私、発達障害当事者で、発達障害当事者の家族でもあります。そして、『葬送のフリーレン』は好きで、漫画で読んだんですけど(アニメもちょっとだけ見た)ちっともそうは思わなかったですよ。
ある種個性的な部分はあるけども、それはまず、彼女がエルフだっていう前提があるわけじゃないですか。人間離れしたところがないと、そもそもエルフっぽくならないでしょ。
人間の気持ちがわからないっていうのも、そりゃあエルフなんだから当たり前じゃないですか?種族が違うんだから。私にシマウマの気持ちがわからないように、シマウマにだって私の気持ちなんてわからないですよ。
それに、どうも発達障害が誤解をされているような気がしますね。
フリーレンは、自分の特性のことで何か困っていますか?
あるいは、周囲はフリーレンの特性のことで何か困っていますか?
答えはNOですよね。
そんな描写は出てこないです。朝起きれないとか、どこで使う機会があるかわからないような魔道書を買い過ぎてお金がなくなっちゃうとか、そういうのはありますけど、そんなに重篤な困り感につながっているわけではないですよね。
発達障害として認められるには、この「困り感」が必要条件だと思うのですよ。
自分自身か、周囲がひどく困っていなければ、発達障害じゃないと思うんです。よくね、私が発達障害だというと、「私にもそういうところがあるよ」という慰めの言葉をかけていただくことがあるんですけども、
「じゃあ、なに?あなたも私みたいに障害レベルで困っているんですか?」と問いかけたい。
「ストラテラやコンサータを毎日飲まないと日常生活がうまく送れないレベルで困っているんですか?」と問い詰めたい。
(善意から出た慰め言葉なのは伝わるので、実際は何も言いませんが)
そりゃあ、発達障害的なところ(こだわりがあるとか、落ち着きがないとか)は誰にだってありますよ。ただ問題は、その程度が障害レベルなのか、どうなのか、ですよ。
私から見たら、
「フリーレンは発達障害的な強い特性も感じないし、特性によって困っているようなところも見受けられない。よって、フリーレンは発達障害とは言えない。ただ、エルフらしく、エルフ的なところは十二分にあるけれども、それはフリーレンを更に魅力的にしている要素でしかない」
というのが結論ですね。
それにしても、『葬送のフリーレン』は、面白いですよね。「黄金郷のマハト」編もかなり面白かったので、アニメ派の方は要チェックですよ!
以上、
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
いつも感謝です(人•ᴗ•♡)