うつと発達障害の子3人を抱えても、私は楽しく生きていく。

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人には人の事情がある

こんにちは。ぱなしのお玲です。

私の職場にIさんという女性がいます。仲良くしていて、プライベートでもランチに行ったことがあります。

 

職場では、私が正社員、Iさんがパート・アルバイトという立場です。

 

うちの会社では、正社員もパート・アルバイトも同じ仕事をします。

 

ただ、給与体系は違っていて、正社員は月給制、パート・アルバイトは時給制です。パート・アルバイトには、正社員だともらえるボーナスも支給されません。

 

同じ事やっているのに、他人より年収が低いって耐えられなくないですか?

 

だから、私はどうしてIさんは社員登用の道を選ばないんだろう。もったいないなと常々思っていました。

 

さて、私のうつ休職明けに、早速Iさんと二人でランチをする機会がありました。休職のことなんかを話していたら、Iさんが「私も傷病手当金を1年半もらっていたことがある」と話し出しました。

 

びっくりしました。今までそんな話、Iさんから聞いたことがなかったからです。

 

お互い休職した経験ができたので、Iさんの中で、私はこのことを話してもOKな人に認定されたんでしょうね。

 

それにしても、休職後、私にご自身のメンタルダウンの経験を告白してくれたのは、Iさんで実は2人目です。意外とメンタルやっちゃった人多いんだなーという感想ですが、話が横にそれてきたので、一度戻しますね。

 

Iさんとのランチを終えてから、やっと私は気がつきました。Iさんは、意図的にパート・アルバイトであることを選んでいるのかもしれないということを。

 

私はもう再発したくないので、仕事も家庭も7割しか力を出さないことを心がけています。

 

Iさんも同じように、気持ち的に無理をしなくてもいいように、パート・アルバイトの立場に甘んじているのかもしれないなー。そんな考えが思い浮かびました。

 

話は変わりますが、今お友達2人から離婚の相談を受けています。

 

弁護士でもないので、何のアドバイスもできず、共感しながら話を聞いてあげることしかできないのですが、なんというか、人には人の事情があるんだなーということを最近考えます。

 

 

 

うつに突入する前、私は悲劇のヒロインちゃんでした。

 

自分も発達特性があるし、子供も3人ともそうだし、私だけなんでこんなに大変でかわいそうなんだろうと思っていました。

 

周りの定型発達の人たちが羨ましくて、妬ましくて仕方がなかったわけです。(まぁこれはうつの症状ってこともあったかもしれませんが。)

 

でも、今は、みんなそれぞれの事情を抱えて生きているんだなぁということが―――今までもぼんやりとは気づいていましたが、よりはっきりと―――分かってきました。

 

定型発達だからってみんな楽に生きているかというと、そうでもないのだ、他人に見せないだけで人には人の事情があるのだ、ということをクリアに認識したわけです。

 

リワークでも、明らかに定型発達で、頭脳も明晰なのに、うつを複数回患って何度目かの休職していた人がいました。

 

人生って、本当にままならないものですね。

 

そんなわけで、うつになってから、うつになる前よりも、弱い人、辛い人、やりたくてもできない人、頑張りたくても頑張れない人の存在に気がついて、気持ちにより添ってあげられるようになったんじゃないかなと思います。

 

これはうつになって良かったことの1つにあげてもいいんじゃないでしょうか。

 

 

 

関連記事

うつは悪者とも言い切れない(うつ休職からのリワーク体験記④)〈全n回〉

 

 

 

 

以上、

今回もお読みいただき、ありがとうございました。

 

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