こんにちは。うつと3人の子供を持つ女、ぱなしのお玲です。
最近、ツイッターと言うんですか、Xと言うんですか、そちらで俵万智さんが短歌を詠まれていました。ご存じの方もたくさんいらっしゃるとは思うのですが、改めて俵万智さんの才能がすごい、と思ったのでこちらでお話しさせてください。
言の葉を ついと咥(くわ)えて 飛んでゆく
小さき青き鳥を忘れず
このままで いいのに異論は 届かない
マスクの下に唇をかむ
-俵万智
これ、すごいのですよ。さすがプロは違うと思ったのです。五七五七七の枠の中にありながら、なんて雄弁なのだろう、と思いました。「ついと」はツイート、「異論」「マスク」でイーロン・マスク氏とかけていますよね。いやー、素晴らしいです。
私、俵万智さんの短歌が好きなのですよ。おなじみのサラダ記念日。あれ、いい歌ですよね。
- この味が いいねと君が 言ったから 七月六日は サラダ記念日
あとこれも好きです。
- 思い出の 一つのようで そのままに しておく麦わら 帽子のへこみ
- 「寒いね」と 話しかければ 「寒いね」と 答える人の いるあたたかさ
情景が思い浮かびますよねー。夏の、冬の、思い出がよみがえってくるようです。
エモい!
あと、子供が生まれてからの歌もまたいいのです。
- バンザイの 姿勢で眠り いる吾子よ そうだバンザイ 生まれてバンザイ
- 最後とは 知らぬ最後が 過ぎてゆく その連続と 思う子育て
天才じゃないですか?すごいなー。いいですよね。短歌。私もやりたい。
ということで、私も詠んでみました。今まで五七五でブログに載せていた歌に、七七をくっつけてリニューアルしてみました。
- 「わかってる!」 わかってないから 言っている 幼き頃とは 違う君なり
- 「内緒だよ?」 でも言いたくて 言いたくて 小さき口が 滑らかになる
- 良くなった? 見せかけだけで うつ続く 波に揉まれて 生きていく我
ああ、いいですね。五七五七七の方がいいです。しっくりくる。私、これを趣味にしようかなぁ。考えている時間が楽しいし、私に合っている気がします。
どこかで短歌の会とかないでしょうか。やっぱり他の人の歌も聞いてみたいし、ここをこうしたらもっと良くなるかも、みたいな少人数でやる勉強会みたいなのがあったら参加したいですね。どこにあるんだろう。公民館とかでしょうか。いいですねぇ。年上のお友達とかできたりして。
とりあえず、俵万智さんの詩集を改めて読んでみようと思います。それから自分でも作ってたまにブログにアップしていこうと思います。新しい趣味ができて、世界が広がっていくの、嬉しいですねー。ワクワクします。
以上、
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
スター、読者になるボタンをお気軽に押していただけますと、更新の励みになります!