うつと発達障害の子3人を抱えても、私は楽しく生きていく。

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うつの回復期と向き合う

こんにちは。うつと3人の子供を持つ女、ぱなしのお玲です。

復職を考えている人のイラスト(女性)

昨日もまた、迷える子羊ちゃんになってしまいました。心温まるコメントをいただいた方、スターをつけていただいた方、ありがとうございます。皆さんが思っているよりもっとずっと、実はすごく心の支えになっています。

 

 

毎日ブログを書いていると、そのときの心情やモヤモヤを浮き上がらせて、言語化して残すのが、上手になってきます。これは、とても病気の治りに役立っているなと感じることがあります。何度も読み直して、自分を分析でき、浮かんだ疑問は調べて補完していくことができるのがいいのだと思います。

 

今日は昨日の記事を振り返って、その作業をしていきたいと思います。まずは昨日の記事のポイントを書き出し、それに対する考察を付け加えていきたいと思います。

 

  【ポイント】

  1. 復職はゴールだったのか?
  2. まだうつの波の中にいるのか?
  3. 復職後のイメージとはどんなものだったか?
  4. 以前の自分と性格が変わったか?
  5. 最後に 関連記事の紹介

 

1.復職はゴールだったのか?


私はリワークという仕事へのリハビリ期間を経てから、満を持して復職しました。こうして、復職へ向けての準備も整った。主治医も復職してOKと言っている。うつの症状もあまり感じない。だから、復職=ほぼ100%治った、ゴールにたどり着いた、ような気がしていました。

 

いやぁ、とんだ勘違いでしたね。むしろ、復職がスタートでした。仕事という適切な負荷をかけられたことで露呈しましたが、

  • ちっちゃい字でいっぱい書かれたマニュアルが読みづらい。
  • ケアレスミスを頻発する。
  • 帰宅後の家事がおろそかになる。

といった「思考力の低下」「疲れやすい」症状があることに気がつきました。休職中は負荷が軽くてもうほとんど症状がないように感じていただけだったのですね。繰り返しますが、復職はゴールではなく、復職してからがスタートでした。

 

 

2.まだうつの波の中にいるのか?


まだうつの回復期にいるので、うつの波の中にいると考えます。うつとは何度も浮き沈みの波を繰り返しながら良くなっていくので、調子の悪いウィークがあるのは至極当然のことなのでしょう。

 

大事なのは、回復を焦らないこと。焦らないというのは、のんびりして毎日何もしない自分を許す、というのはちょっとまた違うかなと思います。自分の調子の波を受け入れて、良い日も悪い日も、淡々と「自分のできることをやれる範囲でやっていく」ことなのかなと思います。良い日は良いなりに、悪い日も悪い日なりに、歩みを止めないこと。(うつの底の時は違いますよ。もうだいぶよくなっている今においてという意味です。)

 

 

3.復職後のイメージとはどんなものだったか?


いつも健康的でエナジェティックな自分だったに戻っている、ですよね。

 

でも考えたら、そんなにいつもエネルギーであふれていたか?いつも元気いっぱいだったか?よくよく考えたら、それって違うんですよね。そんなことないですよ。面倒くさがりで、体力なくてへたばって、月曜日から木曜日の疲れを抱えているような人間でした。正直、過去の自分を美化し過ぎでした。そんな瞬間もありはしましたが、ずっとそんな私だったかのように錯覚しているだけでした。そんな自分に戻れてないって、当たり前ですよね。

 

それに、なんか元気だった若いときの自分に戻るイメージをしてました。発病から一日一日と年を取っているので、「元通り」ってあり得ないですよね。若くなりようがないんだから。理想像が高すぎたことに気がつきました。

 

 

4.以前の自分と性格が変わったか?


「感度が落ちた」「枯れてる感じ」「ギアがロー」と感じています。

 

でもそれって、悪いことなのでしょうか。またわかりやすくトイレ掃除で例えますが、以前はトイレが汚いと、「トイレ掃除するべきなのに、していない私」を感じて、ちょっと自分を責めていました。でも今は?「感度が落ちた」ので、汚くても自分を責めません。むしろこうした価値観の変化は、いい変化なのかもしれませんよね。

 

「枯れている感じ」「ギアがロー」も、エネルギーを使い果たして、うつが悪化するのを防いでくれているという見方もできます。またうつの底に行かないように、無意識のうちに私の価値観を変化させて、危機を未然に防ぐために、性格が変わったのかも。性格が変わったというか、NEW ME、新しい自分に生まれ変わったのかもしれません。それなら性格が違っていても、理解できます。

 

むしろ、元通りの自分になったらまたうつを繰り返してしまう危険性がありますものね。これでいいっちゃ、いいのではないでしょうか。

 

5.最後に 関連記事の紹介


今回、いろいろ調べながら記事を書いていったのですが、そこで良い記事に巡り会ったので、ご紹介します。満岡クリニックさんのHPの抜粋です。うつの再発予防のための方針が書かれています。今はまだ、再発防止を考えるなんて、そこまでの域には達していませんが、今後のために覚えておきたいと思います。

 

再発予防

うつ病の60%は再発すると言われます。それを回避するためのポイントをまとめました。
  • 「うつ」を「寛解させる」こと
    残遺症状を残さないことです。「うつは大分よくなったけど、不安、イライラ、コミュニケーションの問題が残っている…」状態(不完全寛解)ですと、社会適応の障害から再発につながることがあると言われています。さらに、残遺症状がパニック障害、社交不安障害に発展すると、うつ病の症状が重篤化し、予後が悪化します。きちんと治しましょう。
  • 内服の継続:「適切な用量を、十分な期間つづける」こと
    症状消失後8週間は、とくに再燃しやすいといわれています。繰り返しになりますが、将来の再発を防ぐために、寛解後も6〜12ヶ月薬物療法を続けることが勧められています。
  • うつ病の「認識をもつ」「忘れない」こと
    うつ病は大多数が「治り」ますが、その過半数が「再発する」のです。治った後、自分が「うつ病だった」ことを忘れると、必ず再発すると思ってください。カナダのうつ病自助グループが、下のようなストレス・マネージメントの方法を教えてくれていますので、参考にしてください。

    うつ病にならないための7つのストップ(厚生省HPより)
    • 完全主義をやめる
    • 自分のミスに厳しすぎるのをやめる
    • 全てをコントロールしようとするのをやめる
    • 余計なかかわりをもつのをやめる
    • 自分の体調、健康を無視するのをやめる
    • 見栄をはって助けを求めないのをやめる
    • 自分や家族のための時間を優先し、それ以外をやめる
 

 

以上、

今回もお読みいただき、ありがとうございました。

 

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