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歌舞伎俳優の自死未遂報道について思うこと➀

こんにちは。ぱなしのお玲です。

最近、歌舞伎俳優の方が自死未遂をされましたね。一緒に自宅にいたご両親が同時に亡くなった状態で発見されたことや、ご自身のスキャンダルもあって、連日大きく報道されています。今日は、その報道を受けて思ったことなどをお話ししたいと思います。

 

とはいっても、自死未遂された理由といった憶測の話をどうこう言いたいわけではありません。私がうつど真ん中だったときも、同じように芸能人の自死の報道があり、うつの人がこうした報道をどのように受けとめるか、という話をしたいのです。

 

私が休職に入ったのは2022年の5月頭のことだったのですが、その頃、芸能人の自死報道が2つありました。俳優の渡辺裕之さんと、ダチョウ倶楽部の上島竜平さんです。渡辺さんは5月3日、上島さんは5月11日ですから、間を置かず相次いで亡くなられています。

 

このことには、すごく衝撃を受けました。恐らく世間一般の人にとってもそうだったと思いますが、私にとっては、それ以上に、とても強いインパクトでした。

 

とはいっても、お二方の特別なファンだったというわけではありません。渡辺さんは、「ファイト、一発!!」と叫ぶ栄養ドリンクのCMくらいでしか存じ上げません。子供が生まれてからは、NHK以外の番組をあまり見る機会がありませんで、芸能人の方に疎く、大変恐縮です。

 

それでも、お二人の死は、私の身近な人の死のように、私の心に深く入り込んできました。渡辺さんについては、亡くなられた場所がトレーニング室だったこと、縊死されたというので、亡くなられた方法、心の病気でお薬を服用されていたこと、眠れないと訴えられていたことなど、その詳細が色々と細かく報道されました。そうすると、どうしても、ああだこうだと想像をしてしまうのですよね。

 

私はブログを始める前は、ブログに書く代わりに、様々なことをノートに書き記していました。このことをどのように受けとめていたのか確認するために、今回ノートを振り返ってみたのですが、そこには短くこう書かれていました。

 

渡辺裕之さんの急逝 上島竜平さんも

 ニュースを見ないようにする。色々考え過ぎないように」

 

ニュースを見るのが辛かったんだろうな、と思います。今、私は薬のお陰で症状が安定しているので、市川猿之助さんの報道を見ても、あのときみたいに、謎に心を揺さぶられる、ということがありません。「セクハラ・パワハラはいかんな」などど、思っているだけです。思えばあのときは、亡くなられた人たちの心に、奇妙なほど寄り添ってしまっていたと感じるのです。

 

世間の人には知る権利がどこまであるのかは分かりませんが、このような報道の際は、詳しく伝える必要が、どこまであるのかな、と思います。亡くなられた場所や、亡くなられた方法などの詳しいことを、伝える必要はあるのでしょうか。亡くなられた場所をテレビで映す必要はあるのでしょうか。

 

韓国では、報道する際に、自殺、という言葉自体を使わず、「究極の選択を行った」と言う言葉に置き換えるのだそうです。日本の報道が、どのような規制がかけられているのかは存じませんが、事情を抱えた人もいるのですから、こうした配慮がされる世の中の方が、私はいいと思います。

 

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以上、

今回もお読みいただき、ありがとうございました。

 

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