うつと発達障害の子3人を抱えても、私は楽しく生きていく。

ほぼ毎日更新。プロフィールは「このブログについて」でご覧いただけます。

当ブログはGoogle AdSense、アフィリエイト広告を利用しています

脳が強制終了した日

こんにちは。ぱなしのお玲です。

 

さて、今回は脳が強制終了した日、という話。

 

あれはもう1年も前のことなので、記憶が曖昧になっている部分があります。でも、手帳を振り返りながら今、なるべく正確に思い出そうとしています。

 

2022年4月6日。私は、9時から14時まで在宅勤務をしていたのですが、14時からは有給を取っていました。14時45分から人に会う約束をしていたのです。手帳には「専門医相談@精神保健福祉センター」と書かれています。

 

少し遡りますが、3月8日にも、私は相談のためにその場所を訪れていました。とにかく様々な悩みを抱えていて、専門的な資格を持った誰かに相談に乗ってほしかったのです。相談後、また1ヶ月後に専門医との面談の機会が設けられました。思えばこのとき、精神保健福祉センターではなく、素直に心療内科を受診していたら、また違った展開になっていただろうな、と思います。

 

話を4月6日に戻します。精神保健福祉センターへ向かう車の中で、既に私は自分の身体に異常を感じていました。だから異変は、おそらく在宅勤務中か、車内で起こったのだと思うのですが、その瞬間のことはっきりとは覚えていません。とにかく妙に頭がふわふわして、車を運転しているだけなのに、ひどく息が切れていたのを覚えています。なんとか駐車して、待ち合わせ場所に向かいました。

 

専門医との面談は30分しかなかったのですが、あまり意味のない時間でした。専門医から言われている内容は一応理解はできるのですが、おかしなことに、頭がぼんやりして何も返事ができないのです。考える速度が違うと、会話って成り立たないんですね。滔々としゃべりつづける専門医の前でとにかく、はい、はい、と相づちだけ打っていました。最後にやっと専門医が「あなたずっと黙っているけど何か言いたいことはないの?」と話を振ってくれました。やっと話せる。私は息切れしながらゆっくり、ゆっくり、伝えました。

 

「なんだかおかしい。頭がふわふわして、なにも考えられない。今まであんなに悩み事で頭がぐるぐるしていたはずなのに、パソコンがシャットダウンしたみたいに、頭が動かない」

 

専門医は何かを察したようで、かわいそうなものを見る目で私を見やり、ここが病院なら、あなたに合う薬をあげられるのに、と言いました。そして早めに心療内科で診てもらった方がいい、ということで相談は終了しました。休職に入る、ちょうど1ヶ月前のことでした。

 

このときのことは、まさに脳の強制終了という言い方がピッタリきます。こんなことってあるのですね。あの日恐らく私は、未病の状態から、うつという病気に足を踏み入れてしまった瞬間を体験したのです。今となれば、その瞬間がはっきりと思い出せないのは残念なことです。とにかく、この日を前後してうつの症状がどんどん出てくることになるのですが、話しが長くなるので、それはまた別の機会にお話ししようと思います。

 

以上、

今回もお読みいただき、ありがとうございました。

 

スター、読者になるボタンをお気軽に押していただけますと、更新の励みになります!

どうぞよろしくお願いいたします。