こんにちは。ぱなしのお玲です。
山口県に旅行するならば、どちらも外せない観光スポットですよね。
まずは秋芳洞から入ります。
こちらが入り口。ちょっと、入っていくのが恐ろしいような感じがしますね。
しばらく行くと、こんな案内を見つけました。
「小さな勇気で大きな感動❕❕❕❕
秋芳洞冒険コース」
何やらわかりませんが、こんなもの、子供たちの興味をひかないわけがありません。
合計1,500円を支払い、備え付けの懐中電灯を手に持って、進むことになりました。
スタートからいきなり垂直の壁をはしごで登らせられます。まじか。。。
あわよくばブログ用に写真を撮ってやろうと思いましたが、とんでもない。危ないので、スマホはすぐに鞄にしまいました。鎖を使ったり、両手をついて登らなければいけない場面があります。
足場も濡れていて滑りやすいし、鍾乳石の間を頭を低くしてすり抜けたり、スリリングではありますね。そういう刺激が欲しい人は是非どうぞ。
このコースのハイライトは、次男(小1)が持っていた懐中電灯を落としたところですね。スルスルーッと滑り落ちて行って、途中で止まりました。夫がコースを外れて下りて、拾い上げてくれました。まじでカッコ良かったです✨
懐中電灯はヒモ付きですので、ちゃんと手首に通しておかないとこんな風に落としてしまうこともありますので、要注意です。
なんとか下りてきましたが、ご年配の方にはまったくおすすめしません。私も途中で後悔しましたもん。
やっと本道に戻って、今度は安全に楽しみます。
洞窟の中ですが、様々な景色があって面白いですよ。
百枚皿は、有名ですよね。
私なら、「棚田」と名付けると思います。それはともかく、実際は100枚どころか、500枚くらいあるそうですよ。他にも見どころはたくさんあります。いくつかご紹介しますね。
空滝(からたき)
傘づくし
黄金柱
巌窟(がんくつ)王
クラゲの滝のぼり
私、家族旅行で沖縄の玉泉洞にも行ったことがあるのですが、山口県の秋芳洞の方が、景色のバリエーションが豊かな気がしますね。調べてみましたが、
で単純に規模として2倍でした。天井の高さ、空間の広さも、秋芳洞の方が圧倒的に大きかったですね。
その理由はきっと、秋芳洞の上、地上部分に日本最大級のカルスト台地、秋吉台が広がっているからですよね。
見渡す限り360度、広大な土地がみんなこんな感じなんです。草原にゴツゴツとした灰色の岩が表出しています。
ずっとずっと昔に、海の中、サンゴ礁だった土地が隆起して、長年雨水による浸食を受けて、今このような景観になっているんだとか。
より詳しい説明は、こちらをお読みください。
秋吉台のはじまりは南方の遠く温かい海で、サンゴ礁として誕生しました。そう、もともとは秋吉台は海だったのです。 サンゴ礁は時間が経つと石灰岩という岩になります。サンゴ礁が出来ては石灰岩になり、それを繰り返します。 それから約3億5千万年という長い年月を経て、海から山へ堆積しながら移動した石灰岩の厚みは、500m~1,000m。 そこに雨水が流れ、長い時間を掛けて石灰岩が溶け、今の地形になりました。
人類の歴史よりも遥かに長い年月をかけて出来上がった秋吉台の美しさは大自然の芸術作品なのです。
羊の群れのように見える秋吉台のいたるところに突き出ている岩。 あれは地下深くに埋もれていたサンゴ礁の石灰岩が、プレート運動により隆起して外に出てきたもの。 それを示すように秋吉台の石灰岩には、古生代時代に海に生息していた生物の化石が多く含まれているそうです。
秋吉台は石灰岩が溶けてできたカルスト大地。石灰岩はおもに炭酸カルシウムという成分からできています。 石灰岩は水に溶けやすいため、石灰岩台地に降る雨は空気中の二酸化炭素を含み込んで弱酸性の水となります。 さらに土の中を通る時にも多くの二酸化炭素を含み、この水が石灰岩に触れると化学反応をおこし、石灰岩を少しずつ溶かしてゆくのです。 それを繰り返し、繰り返しながら、今もこの大地は生き続けています。
カルスト台地のあちこちにある地面がすり鉢状にへこんだ所、これをドリーネと呼びます。 カルスト地形はもともとサンゴ礁が化石化して隆起した地形で石灰岩で出来ています。 そのため水による侵食が激しく、鍾乳洞が出来る過程で地表が陥没します。 地表を流れた水は、石灰岩の割れ目から地下にしみ込み、溶食作用が繰り返され、永い間に凹地や鍾乳洞を形成します。 この陥没してできた穴がドリーネで、複数のドリーネが成長し繋がったものがウバーレ、さらにそれが巨大化した低地がポリエと呼ばれています。
ご注意
秋吉台の散策の際にはドリーネに気をつけてください。落ちたら真っ暗で底は限りなく深いので上がってこれないのです。 散策の際は道に沿って歩き、柵があるところには近づかないように。また、窪みに不自然に蔓草(葛等)があるところにも近づかないようにしましょう。
-秋吉台国定公園HPより
面白かったですし、ためになりました。
ただ、ここも す ご く 歩きます。
秋芳洞の中は、全部見ようとすると、長さ1㎞、そして中の高低差40mありますから、かなり疲れます。暗いし、足下が滑りやすいから、ただ歩くのとは違って変なところの筋肉を使うんですよね。そして、行ったら帰ってこないといけないですからね。ご注意ください。
我が家は、秋芳洞正面入り口から入って、秋芳洞黒谷入口から地上に出ました。
「帰りはタクシー乗ろうよ。1,200円だってさ」と私が言ったのに、夫が拒否して歩かされたことで険悪な雰囲気になりました。
わかりやすく図解しますと、こんな感じです。
体力のない私が悪いのかもしれませんが、この日は、長門湯本で朝早くから散策、元乃隅神社で段差のキツイ階段を登ってからの秋芳洞だったので、疲れていたんです。
男性の皆さん、男女の体力差、けっこうありますので、女性にそう言われたら黙ってタクシー乗せてあげてください。よろしくお願いします。
以上、
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
いつも感謝です(人•ᴗ•♡)