こんにちは。ぱなしのお玲です。
昨日の続きです。

正直に言うと、第4章を読んで「ここに出てくる旅館(著者経営の老舗旅館)ではちょっと働きたくないかも💦」と思ってしまいました。
もちろん、向こう様も私のようなポンコツは願い下げでしょうから、お互い様なんですが😊
第4章には、
- 清掃業務を外注から内製に切り替えて【年間550万円削減】
- 「1歩1秒1円」を意識して【年間550万円削減】
など、コスト削減と品質向上を同時に達成した事例がズラリと並んでいます。
経営者的には素晴らしい「カイゼン」ですよね。
でも労働者目線で読むと、「1秒のムダも許されない張り詰めた空気」が目に浮かんでしまって、この中で働くのが少し怖く感じてしまいました。
カイゼン自体を否定したいわけじゃないんです。その成果が給与にちゃんと反映されるなら、何も文句はありません。
2026年のトヨタの賞与は7.3ヶ月。みんなで知恵を絞った結果が、金銭的にも見える形で従業員に還元されているなら、それは素晴らしいことだと思います。
ただ、この本を読んで引っかかったことがあって。
「コスト削減などの成果は詳細な数字がバンバン出てくるのに、給与アップや離職率など従業員に関する詳しいデータは全然出てこない」んですよね。
実際に著者の経営する旅館の求人を調べてみたところ、中途採用の給与は月20万500円、年間休日107日でした。「1歩1秒1円」を意識して働いてコスト削減に貢献しても、結局はこの待遇かぁ。ついムムッ🤔となってしまいました。
ちなみに私は今、障害者雇用で簡単な事務仕事をしているのですが、年間休日は120日以上、ボーナスも4ヶ月以上出ますから、それと比べるとどうしても見劣りしてしまうんですよね。
感想①でも触れましたが、著者は本の中で「稼働率を下げて客単価を上げて、自分たちだけ利益を確保している業者」を、3回も繰り返して批判しています。
もちろん、その理屈は十分理解できるんです。
でも、素人が労働者目線で考えると・・・「稼働率を下げて客単価を上げて、その分給与も上げてくれるなら、そっちの方が断然働きやすくないのかな?」って思ってしまいました。
著者が「自分さえよければいい」と批判している経営スタイルが、実は働く人にとっては良いのでは?
私は、宿泊業界はまったく詳しくないので、全然見当外れのことを言っているかもしれません。
ただ当たり前ですが、経営者目線と労働者目線では、「正解」は違ってきますからね。
というわけで、この本はこんな人に向いています。
- 宿泊業界の経営者側の立場の方
- 宿泊業界に就職を考えている人(特に、著者の旅館を検討している人はマスト)
以上、
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
いつも感謝です(人•ᴗ•♡)