こんにちは。ぱなしのお玲です。
仕事の夏休みを取って、映画「国宝」を見てきました。

前評判が高かったから、すごく楽しみにしていたんですよね。いつもの通り、障害者割引で1,000円でチケットを購入。時間がちょうど良かったので、字幕ありのバーションにしました。
見た感想としては、微妙なところ。
いや、俳優陣の演技力とか、映像の美しさとかは相当良かったですよ?この辺は、評判通りだと思います。ただ、脚本がどうも、納得がいかない。
登場人物の心情が丁寧に描かれないので、「なぜ急にそうなる?」と理解できない展開が幾度もありました。ストーリーが唐突で、置いてけぼりにされた感じが半端ないです。
(以下ネタバレを含みます)
まず、半二郎が事故に遭って、自分の息子の俊介ではなく、部屋子である喜久雄を舞台の代役に指名したところですよね。
確かに、俊介も朝までお酒飲んでそのまま舞台に立つなど、浮ついたところはありましたけれど、舞台上でそこまで二人の実力差があったとは感じられなかったんですよ。
自分の息子を差し置いてまで喜久雄を選んだ半二郎の心の機微が、恐縮ですけどもイマイチ伝わってきませんでした。
この辺から、「アレ?」と思い始めたんですけど、その後も続々とわけのわからない展開が待っています。
半二郎の代役になれなかった俊介は、失意のまま、なんと8年ほども失踪します。しかも、喜久雄の彼女の春江とまさかの駆け落ち!
おいおい、どうしたらそんなことになるんだよ。
それに、俊介は「ほんもんの役者になりたい」と言っていなくなり、その間にやっていたことは、宴席のどさ回りでした。
え?日銭を稼ぐためにやってたんですよね?それで「ほんもんの役者」になれたんですか?
しかし、10年ぶりに戻ってきた俊介はあれよあれよという間に歌舞伎界のプリンスになります。
ここも、なぜそんな都合良く物事が運んでいったのかわからないんですよね。血筋は良いにしても、10年近くも稽古してなかったくせに、どうして人間国宝の万菊にも取り立てられちゃうのか。謎すぎますよ!
いや、それだけ血が物を言う世界だ、という話なんでしょうけども、うーん?イマイチ納得できなかったんですよね。そんなに簡単な世界ではないでしょうに。
この映画って、「日本一の歌舞伎役者になるために、悪魔と取引」して、とうとう人間国宝まで上り詰めた喜久雄の生涯をうつしているわけですよね。
血の呪縛、そして芸事にどうしようもなく取り憑かれた人間がテーマであるはずなんですよ。だったらもっとこう、彼の才能と情熱と狂気みたいなものを、描いて欲しかったです。
それがイマイチ伝わってこなかったところ、いろいろと理解が追いつかない部分が多くて混乱したところが残念なところであります。
「小説が壮大な場合にありがちな、うまくまとめきれなかったパターンだなぁ」という感想ですね。
私はイマイチだったんでけども、この映画のまぁ、評判のいいこと!
私、障害者だからかよく「変わっているね」と言われて生きてきたんですけども、ここでも「変わっている」ことを突きつけられているみたいでショボン、としております。
わしだって、他の人みたいに没入して楽しみたかったYO!
(仕方ないので、原作を読んでこの気持ちを昇華させたいと思います。)
以上、
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
いつも感謝です(人•ᴗ•♡)