こんにちは。ぱなしのお玲です。
障害者雇用なので、産業医面談が組まれました。産業医の先生と、初顔合わせ的な意味合いで、30分の面談時間が設定されていました。
結論を言うと、めちゃめちゃ楽しかった・・・!
普段、おしゃべりしていると、適度に自分の話もして場を盛り上げつつ、途中で相手に会話を振って、相手の話もうまく引き出していかないといけないじゃないですか。
相づち打ったり、適度に誉めたりしてね。相手に気持ちよくなってもらうために、色々努力をするわけですよ。
そういう接待的な要素が一切なくて、全部自分の話をしていいのって、すごく楽。しかも、それが自分の興味関心のある特性の話ときたら、もうこれは最高のご褒美、みたいなものでした。
私、実を言うと産業医ってどうも苦手だったんですよね。前職でも産業医面談あったんですけども、全然つまらなかったです。聞いたら、専門が小児科だったり、泌尿器科だったりするわけですよ。お前、精神専門とちゃうやん、と。
上っ面のマニュアル通りの質問をされてね、本当にこの時間は必要なのかなと思って、ちょっと苦行ですらあったんですよ。まじで簡単そうだから、私ですら産業医になれるんちゃうか、と思ったくらい。
でも、今回の先生は、きちんと専門がドンピシャの精神科の人で、話していてもどんどん話が深まっていく感じがして本当に楽しかったんです。私の特性が深掘りされていって、すごく話していて気持ちが良かった。
帰宅後にこの先生のことググっちゃったくらいですもん(残念ながら、開業されているクリニックが遠くて通いきれないことが分かりました)。
そして、私の主治医の、大学の1年後輩だということも判明し、ちょっと盛り上がっちゃいましたよね。お寿司をおごってもらうくらいの間柄らしいです。次の受診の時に、絶対言うわ。
で、私、今の主治医の先生にADHDとしか言われていないですけども、今回「ASDも入ってそうですね」と言われました。
いやいや、知ってた。
大体、混在している人の方が多いんですし、子供の頃はASD的なことで本当に苦労したんですよ。もうね、涙なしには語れないです。
ただ、ASD的なことって年を取ったら自分でなんとかできることが多いんですよね。パターンで覚えちゃうというかね。「ここでは、こう振る舞うのがどうやら正解らしい」というのが経験からわかってくるので、対応できるようになったりするんですよ。これを、年の功と私は呼んでいるんですけどね。
こういうの、IQがちょっと高いとできちゃうらしいんですよ。私が、IQはある程度あった方が楽、というのはそういうことです。高すぎるのもそれはそれで障害だとチヅルさんに教えてもらいましたけども、やっぱり、低いよりはそこそこ高い方が確実に生きやすいです。
そして恐らく、私が「年の功」と呼んでいるものは専門的には「擬態」と呼ばれているのかな、とも思うんですけども。
ちなみに、ASDの「擬態」とは、本人が社会に適応しようとして、自分の本来の行動や感情を抑えて、周囲に合わせるために「ふつう」に見せる努力をすることを指します。
私は自分が擬態しているとは思っていないです。ただ、「興味深い実験と観察を繰り返している」という風に受け取っています。
擬態というとネガティブな印象ですけど、私のしている実験と観察は面白いです。非常にポジティブ。
そんなわけで、私の特性とガッツリ向き合えた濃い30分間でした!
「また、先生とお話ししたいです」と言ったんですけども、「優先度合いで順番組んでますんで」と保健師の方に言われてしまいました。ガッカリ。
以上、
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
いつも感謝です(人•ᴗ•♡)