こんにちは。ぱなしのお玲です。
こないだお友達と話していて、服薬のことで、びっくりしたことがありました。今日はその話をしたいと思います。
このお友達はパニック障害で、
を飲んでいます。でも、先生には相談せず、自己判断で薬の量を半分に減らして飲んでいるのだそうです。えーーーーーー。そういう方がけっこういらっしゃるのは知っていましたが、まさかこんな身近なところにいたとは思いませんでした。
そのことの良い悪いはひとまず置いておくとして、今日は、そういう自己判断で薬を調節してしまうに至るのは、どういう背景があるのか。また、自己判断で服薬調整を行って薬が余ってしまった場合はどうしたらいいのかを考えたいと思います。
なぜ、自己判断で薬を調整してしまうのか。
心の中でモヤモヤがあるから、自己調整してしまうんだと思うんですよね。大きく分けて3つのモヤモヤがあるのかな、と思いましたので、説明します。
1.薬に対するモヤモヤ
「薬、飲みたくないんだよね」と言っていたので、やはり精神科の薬、というのは抵抗感が強いんだと思います。このあたりは、下記記事でも触れていますので省略します。
2.良くなったのに飲み続けることに対するモヤモヤ
普通のお薬であれば「症状がなくなったら薬は中断しても大丈夫」ですよね。(抗生剤は途中で止めたら良くないというので飲みきりですが。)
でも精神科のお薬は、飲んで症状は安定してきても、その後もしばらくの間は飲み続けないといけません。症状が安定しているのに、飲み続けないといけないの?いつまで飲み続けるの?という気持ちが生まれてくるのだと思います。
3.主治医に対するモヤモヤ
結局、先生との信頼関係が結べていないのが大きな原因のような気がします。前述の
- 「薬、飲みたくないんだよね」という思い
- 「症状が安定しているのに、飲み続けないといけないの?いつまで飲み続けるの?」という疑問
これらを先生に気軽にぶつけられるようであれば、恐らく良い方向に進むのではないかと思うのです。でも精神科って5分診療だから、あっという間に診察が終わってしまいますよね。聞きにくいの、わかります。信頼関係なんて、いつ結べるんだい?って思いますよね。
ただ、これは先生側の問題だけではないと思うのです。信頼関係というのは、相互に歩み寄るというか、お互いの努力で生まれるんだと私は思っています。
質問があったときに、先生も気軽に聞ける雰囲気をつくっていただけると嬉しいです。そして、患者側も疑問があるのであれば、自分からちゃんと聞かないといけないと思うんですよね。
これは私の持論なのですが、人生、与えられるのを待っているだけではだめです。自分からゲットしに動かないといけません。
私は、日頃気になることがあったらメモしておいて、診察の時にすかさず聞きます。先生も多くの方を診察しなければいけませんから、時間を気にして、サッと質問。サッと回答を得ます。長々と時間は取りません。いっぱい質問があったら、一度には聞かず、優先順位を決めて、一部を次回の診察の時にまわしたりなど、気を遣っています。そうしたら、先生も嫌な顔せず、普通に答えてくれます。怖くないよ。
あとは、病気に対する知識を自分でもつけることも大事ですよね。本で読んでわかることなら、それでよし。本を読んでも分からないことを先生に聞くようにしたらいいのかなと思います。
薬の自己調整で余ってしまった薬はどうするべきか。
市川猿之助さんの事件でも、余っていた処方薬が利用されたようですが、自分で調整していたら、どんどん余剰のお薬がたまっていってしまいますよね。調べたのですが、薬局に持って行ったらうまいこと処分してくれるそうです。(保管期限が過ぎているものは処分して、保管期限がまだ大丈夫な薬は、次回出す薬を減らすなどの調整を行ってくれるらしいです)
それに、なぜ自己調整しているのか、というあたりを先生には言いづらくても、薬局の人には相談できそう、というケースもあると思います。自分で直接先生に言えない方は、薬局の人に間に入ってもらう。こういうこともできるみたいですよ?
まとめ
医療費、もったいないですよね?たまっていくお薬の保管も、難儀ですよね?薬を余らせないような努力ができるのであれば、それが一番前向きというか、すべての方面で良いやり方だと思うのです。
以上、
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
スター、読者になるボタンをお気軽に押していただけますと、更新の励みになります!